むし歯ができる原因

虫歯になるのは体質?|原因の虫歯菌が「遺伝」するって本当⁈

お母さん又はお父さんが虫歯が多いとその子供の歯も虫歯が多いことがよくあります。

虫歯になりやすい体質のせい?
虫歯になりやすい家系だから仕方ない・・・

とあきらめていませんか??

私が勤めている歯科医院でも、来院される患者さんで両親又はどちらかが虫歯になりやすいと子供も同じように虫歯になりやすい傾向があります。

これは、虫歯になりやすい家系、すなわち虫歯菌が親から子へ遺伝しているのでしょうか??

答えは・・・・虫歯は子供に遺伝しません。

虫歯というのは遺伝ではなく、感染してうつるのです。

どのようにして親から子へ虫歯菌が感染するのか詳しく解説します。

虫歯菌が子供にうつってしまう5つの原因


生まれたての赤ちゃんのお口の中は細菌0の無菌状態なので、虫歯をつくる原因の細菌は全くいないのです。

なので、遺伝で初めからお口の中に虫歯菌がいるわけではありません。

遺伝ではないとしたら、どうして虫歯の菌がお口の中に住み着いてしまうのでしょうか。

1、スキンシップ(キス)

かわいい赤ちゃんとのスキンシップやコミュニケーションで親がほっぺや口にチューっとキスをすることってありますよね。
その時に子供のお口に虫歯菌がうつってしまうことがあります。
過度に心配してスキンシップを控えることはありませんが、なるべくお口にチュっとするのは控えましょう。

2、同じ食器・お箸・コップ、スプーンやフォークを使う

一番多いのはこのパターンではないでしょうか。
食事中に子供食べ物を取り分ける際、自分のお箸でつかんであげるのは要注意です。
いちいちお箸を持ち替えるのが面倒でついつい同じお箸を共有してしまいがちですが、子供にあげるときは必ずお箸は分けるようにしましょう。

3、離乳食の時期に温度をみるために唇で確かめる

離乳食を食べさせるときに、適温かどうか確かめるのに自分の唇に1度当てて温度を確かめたりしていませんか?
唇に付いた唾液が食べ物に付着して、そのまま子供の口の中に入ってしまいます。
面倒ですが、この時もかならずスプーンやフォークなどは分けるようにしましょう。

4、ペットボトルやストローの使いまわし

飲み物を飲むときに同じペットボトルを回し飲みしたり、同じストローで飲んだりしていませんか?
同じところに口をつけるということは、そこに唾液も付着しているので虫歯菌に感染する可能性があります。
コップに移して飲むか、別々のペットボトルにしましょう。

5、同じ鍋のものを食べる

お家でお鍋ってしますよね?
1つの鍋をみんなで共有します。
その時に取り分け専用のお箸は用意していますか?
各自、自分のお箸で鍋のものをとっていませんか?
その場合でも感染してしまう危険性があります。
取り分け用のお箸を使うようにしましょう。

特に18か月~36か月頃は要注意で、口腔環境がまだ整っていないので簡単に虫歯菌に感染してしまいます。
この期間は特に虫歯菌に注意しましょう。

~豆知識~
Q…大人と子供のキスで子供に虫歯菌がうつってしまうという話でしたが、
では大人同士のキスでは虫歯菌はうつらないのでしょうか??

Ans…一時的に菌が口の中に入ったとしても、大人は口腔内のバイオフィルム(お口の中の菌の膜みたいなもの)が安定しているので、うつりにくいと言われています。

虫歯になりやすい人、なりにくい人の違いを徹底解説!

虫歯になりやすい人となりにくい人の違いは、この感染した細菌のバランス唾液の性質生活習慣が大きく影響します。
虫歯菌で有名なのは『ストレプトコッカス・ミュータンス』という細菌ですが、このミュータンス菌が出す酸によって歯がとかされて虫歯になるのです。

虫歯菌は遺伝ではなく感染してうつると説明してきましたが、歯が生えそろうまでの間にどれだけもらったかによって一生の量が決まってしまうのです。

虫歯になりにくい人の特徴

ただ、まれにこのミュータンス菌に感染せずに大人になる人もいます。
そういう人は歯を磨かなくても虫歯にはなりません。

そして、たとえミュータンス菌が口腔内にいたとしても数が少ない人や、唾液の量が多くて緩衝能(口腔内のphに変化が起きたときに唾液が正常な範囲のphに保とうとその変化に抵抗する働きのこと)が強い人もあまり虫歯にならないことが多いです。

  1. ミュータンス菌が口の中にいない人
  2. ミュータンス菌がいたとしても少ない人
  3. 唾液の量が多い人
  4. 唾液の緩衝能が高い人

虫歯になりやすい人の特徴

ミュータンス菌が多い人は歯磨きを頑張っていても虫歯になりやすい傾向があります。

また、唾液の量が少ないと、口の中の自浄作用がうまくできずに細菌がその場にとどまり虫歯ができてしまいます。
唾液の緩衝能が低い人も同じくむしばになりやすい傾向がみられます。

あとは、間食の多い人も唾液による再石灰化が間に合わずに虫歯になってしまいます。

  1. ミュータンス菌が多い人
  2. 唾液の量が少ない人
  3. 唾液の緩衝能が低い人
  4. 間食の多い人(ジュースをよく飲む人)

結論:虫歯菌は遺伝しない!

虫歯菌は遺伝ではなく、生まれてから感染してうつります。
親子間で口腔内が似ているのは遺伝と間違われやすいですが、これは生活環境・食生活が大きく関係しています。
同じような生活リズムで食べ物も同じようなものを食べる家族は、虫歯菌が増える口内環境も似てきます。

特に注意するべきことは、

  1. 18か月~36か月の間は特に虫歯菌に感染しやすい
  2. スキンシップのチューは控えめに
  3. 同じお箸・食器など使わない
  4. 食べ物の温度は口で確かめない
  5. 大人が口をつけたものは舐めさせない

これらのことに注意して、子供に虫歯菌をうつさないように気を付けましょう!

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