歯みがき粉の話

子ども用歯磨き粉に入っているPGとは?体に悪いアウトな成分?!

乳歯も生えそろってきたし、自分で歯磨きも出来るようになってきたからそろそろ歯磨き粉を使った方がいいかな~。

でも飲み込んでも大丈夫なの???
絶対全部飲み込むよね?

ドラッグストアで子ども用歯磨き粉を手に取り、裏面の成分表示を見ても、体に悪い成分かどうかなんて全く分からない人が多数だと思います。

今回はその害が割と知られていて、オーガニック思考の人は忌避するPG(=プロピレングリコール)を調べてみました。

調べたら調べるほどネガティブな情報が出てきますが、PG(プロピレングリコール)とは?本当に体に害のある悪い成分なのかどうかハッキリさせたいと思います。

PG(プロピレングリコール)とは?子ども用の歯磨き粉に何の為に入ってる?

PGとはプロピレン・グリコールの略で歯磨き粉では「基材」「湿潤剤」として配合されています。

厳密に言うとPG(プロピレングリコール)の物質名は1,2-ジヒドロキシプロパン、1,2-プロパンジオールです。

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無味、無臭、無色の油状の液体で、消防法では第3石油類水溶性と指定されています。

???

口に入れるのはいかにも危険な雰囲気がしますが、PG(プロピレングリコール)は食品添加物として認められています。

PG(プロピレングリコール)を食品添加物として使用するメリットとして・・・

  • 殺菌効果があり、防腐剤として。
  • 防カビ効果があり、保存剤として。
  • 湿潤効果があり、しっとりさせる。

このような性質を持つことから、歯磨き粉以外にもコンビニのおにぎりや、生めんの保存剤、シュウマイや春巻きの皮、イカ等の燻製商品などに使われています。

食べ物だけでなく、

  • 化学反応を起こしにくいので、アルコールや水、香料などの溶剤に使いやすい。
  • 透明感を出す。
  • 保湿性。

の性質から、化粧品、シャンプーや香水、ウェットテッシュ、赤ちゃんのおしりふきに。

家にあるものだけでもすぐにPGを見つけられました。

  • 水と混ぜると氷点が下がる。

という性質もあり、ジェルの保冷材や車のクーラントにも使われています。

食品添加物としてだけでなく、PG(プロピレングリコール)は生活のいろんな物に幅広く利用されているんですね。

食べ物や食べ物じゃない物までPG(プロピレングリコール)が入っていますが、歯磨き粉では「基材」「湿潤剤」として配合されているので、その効果として、

歯磨き粉においては、

  • 他の成分と混ぜ合わせる溶剤として。
  • 歯磨き粉内の水分を一定に保つ湿潤として。
  • 菌の繁殖を抑える防腐剤として。

使われていると考えられますね。

PG(プロピレングリコール)の毒性は?子どもに危険な歯磨き粉?!

では、PG(プロピレングリコール)に毒性はあるのでしょうか?

コンビニのおにぎりやシュウマイはそんなに頻繁に食べる物ではありませんが、歯磨き粉は毎日口に入れるし、子どもならうがいの時には完全に飲み込んでしまっていますよね。

PG(プロピレングリコール)は毒性が極めて低く、体に害はないとされています。

しかし、食品添加物の規定では、

プロピレングリコール
プロピレングリコールの使用量は、プロピレングリコールとして、生めん及びいかくん製品にあってはその2.0%以下、ギョウザ、シュウマイ、春巻及びワンタンの皮にあってはその1.2%以下、その他の食品にあってはその0.60%以下でなければならない。

(引用文:厚生労働省 食品 添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)第2 添加物(平成29年11月30日現在)))

となっていて、100%、絶対大丈夫という事はなさそうです。

全ての食品において100%はないわけなので、PG(プロピレングリコール)についても同じ事なのかもしれません。

ちなみに、WHO(世界保健機構)ではPG(プロピレングリコール)の許容摂取量は体重1Kgあたり25mgとされています。

 

また、ドイツではPG(プロピレングリコール)が禁止されているという情報がありますが、赤ちゃんのおしり拭き用ウェットティッシュでPG(プロピレングリコール)が使用されているものがアマゾンで売られていて、しかもベストセラー第2位なので、どの程度禁止されているか定かではありません。

 

PG(プロピレングリコール)は保湿性があり、浸透性もあるので、体内に浸透されやすく、体に蓄積されやすい(経皮毒)という情報もちらほら見られますが、学術的には証明されていません。

結論:子ども用歯磨き粉のPG(プロピレングリコール)は安全?

PG(プロピレングリコール)は厚生労働省、米国食品医薬品局(FDA)、世界保健機構(WHO)でも食品添加物として、体に害はないとされていますが、添加制限、許容摂取量の規定がある、という事です。

PG(プロピレングリコール)は毒性の低さから防腐剤としても使いやすく、溶剤としても他の成分の邪魔をしないので歯磨き粉にも配合されているという事が分かりました。

 

やはり、水分を含んだ歯磨き粉には水分の分離やそこからの細菌の繁殖を防ぐ添加物が必要なんですよね。

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